■祝!『マチネの終わり』映画化

昨日、芥川賞作家・平野啓一郎氏の小説『マチネの終わりに』の映画化が発表されました。主演、福山雅治×石田ゆり子というビッグネームでなかなかの話題作になる予感がします。(2019年秋公開予定)

『マチネの終わりに』といえばクラシックギタリストを主人公にし、ギタリスト福田進一氏が音楽面での助言を行うなど、クラシックギターにスポットが当たったことがギター業界でも話題となりました。

クラシック音楽家が主人公となると、だいたいの場合ピアノやバイオリン奏者になってしまいますが、あえてクラシックギターというところが新鮮でしたね。

今回の映画化のニュースにクラシックギター界隈の人たちもさっそく反応、Twitter、Facebookなども盛り上がっていました。

とはいうものの、現時点ではまだ情報はほとんどなく、どのような映画になるか、クラシックギターについてはどれくらいクローズアップされるかはまったく不明です。

公開までに次第に情報が公開されていくのを待ちたいと思います。



■『マチネの終わり』はクラシックギター界のチャンスとなるか?

さて、クラシックギターといえば1960年代くらいからのギターブームで、日本ではずいぶんメジャーなジャンルになった時期がありましたが、残念ながら1990年代以降はじわじわクラシックギター人口は減少しています。

若年層にとってはギターといえばアコースティックギターやエレキであり、クラシックギターの存在すら知らないという人も多いでしょう。

現在は実力ある若手ギタリストが毎年のように輩出されているにもかかわらず、テレビなどのメディアでもクラシックギターに注目が集まる機会はほとんどなく、一般的にクラシックギターの認知度は低いと言わざるを得ません。

そんな中でビッグタイトルとして『マチネの終わりに』が取り上げられることは、クラシックギターが一般に広く知られるようになるチャンスになるだろうと、今から熱い期待が寄せられているようです。

もちろん現時点ではまったく映画の全体像がわからないだけに、どのような影響があるかはまだまだ完全には予想できません。

しかしながら現在日本中にいるであろう、実力もあり気力にあふれていながらチャンスをつかめていないギタリストにとっては、これは上昇気流に乗るチャンスになる可能性は十分にあるのです。

クラシックギター業界に今最も欠けているものは、演奏能力でも努力でも知識でもなく、それを活かすために平等に与えられるべきチャンスの数なのです。

あまりにも少ないチャンスを何とかつかもうと必死であがいているギタリストたちにとって、場合によってはいろいろな形の実力を活かせるチャンスが一気に舞い込む事も予想できます。

私たちが期待できるチャンスは以下のような感じでしょうか?

■関連イベントの開催
■企業・商店などとのタイアップの可能性
■コンサートの動員の増加
■一般への認知度の向上
■クラシックギターを習いたい人の増加


映画の影響がどのくらいであれ、上記のようなチャンスを見越して今から何かの準備は行い、力を蓄えておくべきでしょうね。

そして願わくば、これが真にクラシックギターを愛し、真剣にクラシックギターに打ち込んでいる人たちにとってのチャンスになりますように!

世の中には機を見るに敏な山師的な人間はごろごろおり、状況によってはそういう輩がクラシックギター界にぞろぞろと土足で上がり込んでくる可能性も否定できないでしょう。

そのような人々に業界が食い荒らされることのないように切に願います!

IMG_20180718_215944