当ギター教室では「カルカッシ教則本」はほとんど使っていないのですが、「カルカッシ25のエチュード(練習曲)」はよく課題にしています。クラシックギターの和音、音の配列、ポジション移動、アルペジオ、スラーなどの基本がしっかりとおさえられており、中級以上を目指すには避けては通れない練習曲集でしょう。

ここでは私がよく教室の課題にしている「第2番」のポイントを説明したいと思います。


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■右手の注意点
非常にシンプルな練習曲で、「pimamama」という指使いが全編にわたって繰り返されます。
この指使いは右手の指が弦から離れた状態から弾き始めるのではなく、pimaの指を弦の上に正確に乗せて(プランティング)から弾き始めます。このようにしないと、ある程度テンポが上がってくると正しい弦を見失ったり、音が雑になりやすくなってしまいます。
1弦はmamaで弾かれますが、このとき音が大きくなりすぎる人が多いようなので、落ち着いた均等な音質で弾けるようにしましょう。


■左手の注意点
全編がアルペジオで書かれている曲です。2拍ごとに変化する和音はバラバラの音で理解するのではなく、常に頭の中で下のような和音に変換して考える癖をつけておきましょう。左手はできるだけ同時に置いていかないとリズムや和音の響き方が不自然になります。前述のように、カルカッシのエチュードはクラシックギターでよく使われる典型的な和音が多いので、これらの押さえはフォームを暗記するつもりで練習しないといけません。

 アルペジオを弾き切ってから押さえ替えを意識していては間に合わないので、上記のように右手がmamaの部分を弾き始めたあたりで、次の和音に備えて頭の中で左手のフォームのイメージを作れるようにしていきましょう。和音と和音の間が間延びしてしまわないように注意してください!

カルカッシno2(1)

■強弱記号
これはカルカッシのエチュード全般に言えることですが、非常に詳細に強弱記号が記入されています。音楽の表現や仕組みを理解するためにも、十分考慮して演奏しなければなりません。特に第2番は同じパターンがひたすらが繰り返されますから、強弱の違いによる表情の付け方を理解するのによい練習になるでしょう。


カルカッシ25のエチュード第1番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第2番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第3番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第7番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第8番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第12番覚え書き



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