スラーは苦手な方の多いテクニックではないでしょうか。美しく音を出すには脱力した動きが必要なのにもかかわらず、非常に力んで弾こうとする方が多いようです。ギターのスラーは特殊な奏法で演奏されますが、スラーとは本来2つの音を滑らかにつなぐという意味です。スラーの最初の音に対して、スラーの後の方の音はやや弱めに聞こえた方が滑らかな表現になります。上昇スラー(ハンマリング・オン)にせよ下降スラー(プリング・オフ)にせよ、無理に大きい音で鳴らそうとする必要はないのです。
カルカッシno8


カルカッシのエチュード第8番はスラーをともなったアルペジオの練習曲です。スラーはすべて下降スラーになっています。和音を押さえている状態でのスラーは、左手が固定されて指の動きが制限されるため難しく感じると思いますが、スラーのテクニック習得には欠かせない練習です。
この練習曲でも無理に大きい音を出そうとして強くスラーをかけるのは逆効果です。リラックスした柔らかい音色でスラーの音を出せるようにしましょう。

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スラーの動作の後、上の写真のように手のひらを旋回させるようにして、大きく指を指板から離してしまう弾き方は避けた方がいでしょう。(写真は第3小節を弾いている時の動きです)一見音を出しやすそうですが、不必要に力んでしまう上に次の押弦の動作が遅れやすくなります。

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上の写真のようにスラーの後も指が指板から離れる距離はせいぜい1~2cm以内にとどめておきましょう。スラーの動作のときにひじや手首をぐらつかせず、極力指の動きのみで音を出すようにしましょう。

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レッスンをしていると第2小節のフォームが押さえにくいと感じる方が多いようです。非常にきつい押さえ方のように見えますが、上の写真のように人差し指の付け根をネックに密着させるように押さえると左手が安定してスラーしやすくなります。




カルカッシ25のエチュード第1番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第2番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第3番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第7番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第12番覚え書き


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