カルカッシno19

今回はカルカッシ25のエチュードより、アルペジオの非常に良い練習になる19番を紹介しましょう。
アルペジオの基本として十分に練習しておくべき曲です。

◆a(薬指)がメロディを奏で、i(人差指)とm(中指)が伴奏を担当するというアルペジオのパターンは言うまでもなく、ソロギター奏法の定番中の定番でしょう。人気のロマンス(「禁じられた遊び」のテーマ)やカヴァティーナなど全編にしろ部分的にしろ、このようなアルペジオ奏法が使用されている作品は数え切れません。

アルペジオの中から1弦のaのメロディが浮き上がってくるように、aの指は深めに弦にタッチし、しっかりと振りぬいて、のびやかでよく響く音が出るようにコントロールしなくてはいけません。
1弦の音がどうしてもしっかり出せない場合は1弦のみアポヤンドで弾いてもいいですが、できればアルアイレでも演奏できるようにしておきましょう。

薬指は日常生活では意識して使うことの少ない指のためか、最初から自由にコントロールできる人は少ないようです。「シンプルな基礎練習」で示したような単純な音階練習をma、iaなどの運指で練習して薬指を意識的にコントロールする練習は普段から行っておきましょう。



◆アルペジオの音量が小さい、すぐに指がからまるなどの問題がある人は右手のフォームに問題があることが多いです。下の写真のようなフォームになっていないでしょうか?

みぎて2

×この写真のように指が伸びている状態では指のふり幅が狭く、弦にしっかりと圧力を加えることができません。またとなりの弦に当たってしまいやすいため、ミスタッチも増えるでしょう。
特にギター初心者の方はこういう右手の使い方になりやすいので注意しておきましょう。


◎次の写真のように指のそれぞれの関節が軽く曲がっている状態で、自分の右手首の方に振りぬくイメージで指を動かしましょう。指が弦をしっかりとらえている感覚を失わないように!

みぎて

音の粒がそろわず特定の弦の音が大きすぎたり、小さすぎたりする人も多い練習曲です。
この曲のような細かいアルペジオの練習曲は、単に指を早く動かせばいいだけではなく、ひとつひとつの音の粒をしっかり聞き取ってコントロールするという音の聞き取りの練習とも考えられます。

妥協せず粒のそろった美しいアルペジオを目指しましょう!



カルカッシのエチュード第1番覚え書き
カルカッシのエチュード第2番覚え書き
カルカッシのエチュード第3番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第7番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第8番覚え書き
カルカッシ25のエチュード第12番覚え書き




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